理念 - Philosophy -

✓自然と共に生きる選択を。
発酵の力や野生の素材が本来持つエネルギーを活かし、人工的ではない“自然な栄養”を追求します。
✓全て「ウチの子」。
実直な品質と信頼で全ての「ウチの子」とその家族に親身に寄り添い、誠実に向き合います。
✓いのちに敬意を。
狩猟や解体の現場で感じた「いのちの重み」を胸に、命を預かる覚悟を持ってものづくりを行います。
✓地域と未来に貢献する。
里山資源の循環や、フードロスの削減、地域猟師との協力など、持続可能な社会に向けて取り組みます。
  • What Changes in Elimination Taught Me

    排泄の変化が教えてくれたこと

    2012年、愛犬を迎えた当初は、ブリーダーから勧められたフードを使用していました。しばらく与え続けるうち、軟便や排泄量の多さ、強い臭いが気になるようになりました。十分に栄養が吸収されておらず、ほとんどが体外に排出されているのではないか?という疑念を抱くに至りました。

    そこで、成分や原材料など独学し、安全性や品質基準が高いとされるヨーロッパやアメリカ製のペットフードに切り替えたところ、明らかな変化が見られました。

    便は適度な硬さになり、排泄量は約半分に、臭いも3分の1程度に軽減されたのです。

  • A Strong Interest in Game Meat

    ジビエへの大きな興味

    ペットフード先進国の欧州や欧米には、あらゆるフードがラインナップされていました。中でも私が注目したのは、様々なジビエ肉を使ったペットフードでした。

    人工的な飼料や薬剤に頼らず、自然の循環の中で育った命だからこそ、栄養価が高く、消化性にも優れているとされています。ポピュラーなカンガルーやトナカイ、ターキーをはじめとし、バイソンや水牛、小型獣でいえば野ウサギ、アライグマやビーバーなど、それは大変興味深いものでした。

    日本にも存在する野生動物が、活かされるべきではないかと感じるようになりました。

  • Inspired by Nature: Where It All Began

    自然での出会い、活動の原点へ

    予てからの趣味で山岳活動に取り組んでいた私は、様々な野生動物と出会いました。

    また、里山の暮らしや猟師の方々とも接点を持つようになり、実際の害獣被害の状況や、捕獲された動物の多くが利用されずに破棄されている現実など、興味深いお話を数多く伺いました。

    現在では、日本においても鹿肉や猪肉のペットフードが一定の人気を集めていますが、当時はまだ市場にほとんど流通しておらず、一般的ではない存在でした。

    海外のジビエフードに興味をもっていた私はこれらの問題と結びつけたいと考えるようになります。

  • Tracing the Path of Life

    命の通り道をたどる

    解体や精肉の技術を学んでいく過程で、私は次第に「生き物としての鹿」そして「害獣と扱われる獣」への強い関心が生まれました。そして、現場で扱うこの命がどのようにここへ辿りつくのかを知りたくなったのです。

    解体処理場は経験豊富な猟師たちに囲まれた環境下でした。山での出来事、獣道の読み方、獲物との距離感等、彼らの言葉や技術には、命と向き合ってきた経験の重みがありました。

    その影響もあってか、やがてわたし自身も、より深く命に向き合おうという思いから、「わな猟」と「第一種銃猟」の狩猟免許を取得するに至りました。
    狩猟者として現場に立つことで、命をいただくことの意味、そして自然と私達との関係について、より深く立体的に学ぶ日々が始まったのです。

  • The Transformative Power of Fermentation

    発酵がくれた変化

    発酵食品への強いこだわりは、自身が大病を患ったことがきっかけでした。原因となる病原を取り除いても、なぜか体調は回復せず、慢性的な不調に悩まされる日々が続きました。

    そんな中、身体を根本から整える「薬だけに頼らない暮らし」を求め、東洋医学や薬膳に興味を持ち、発酵食品を日々の食事に取り入れるようになり、確かな変化を実感しました。発酵の持つ力に深く魅了され、資格を取得しました。

    「食べるもので、健康に与える影響」それは人間だけでなく、ペットたちにとっても同じではないか、そう思うようになったのです。

    自然の力が生きたフードを作りたい、そんな想いから「発酵」が大きな軸となりました。

  • Certified Pet Foodist (Japan)

    犬と猫の食事の専門家
    「ペットフーディスト」

    自然素材と発酵の力をより深く活かすために、日本アニマルウェルネス協会認定「ペットフーディスト」の資格を取得しました。

    犬や猫の身体の仕組みや栄養学、食材の特性、ライフステージに応じた適切なフード選びなど、専門的に学んだ食のアドバイザーです。

    チェルボでは、素材の力を活かすため、必要以上に手を加えず、シンプルでやさしい設計を大切にしています。学びと実践を重ねながら「寄り添う製品づくり」をこれからも追求していきます。

  • Our Passion at Cervo

    チェルボの想い

    「ウチの子」の毎日が健やかで、幸せに満ちたものであるようにという願いを胸に、ひとつひとつの製品に心を込めて向き合っています。

    自然の恵みを、余すことなく、そして丁寧に。素材そのものが持つ力を最大限に活かすため、時間も手間も惜しまず、まっすぐに。

    それぞれに違った好みや個性を持つ「ウチの子」たちに、できる限り寄り添いたい。

    CeRVOは、ただ「食べさせる」ためではなく、「一緒に暮らす幸せ」を支えるための製品作りを目指しています。